ユニバーサルエンターテインメントおよびサミーは3月17日、都内江東区の東京ビッグサイトにて、業界最大規模のパチンコ・パチスロファンイベント「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2024」を開催。南展示棟1~4ホールすべてを使用した会場に、17,500人以上のパチンコ・パチスロファンが詰めかけた。
「ユニバカ×サミフェス」は、長年のライバルである2社がタッグを組み、最新技術のお披露目やバラエティーに富んだステージ、体験ブース、アトラクションなどのエンターテインメントを提供する業界最大級のファンイベント。今回は、コロナ禍による中止を経て、約6年ぶりの開催となった。開始直前の会場周辺は、朝早くから駆け付けた多くのファンで長蛇の列が作られた。
注目を集めたのは、同イベントではお馴染みのコンセプトマシンブース。両社ともに、技術・研究成果を投入した未来型のコンセプト機がお披露目された。展示されたのは、「ミリオンゴッド」「魔法少女まどか☆マギカ」をモチーフとしたマシン。加えて、アニメ・マンガで人気を博す「東京リベンジャーズ」、世界的に大ヒットとなった韓流ドラマ「愛の不時着」といった、まだ遊技化されていないコンテンツのマシンにも熱い視線が注がれていた。
1台で4号機からスマスロまで遊べるデジタルスロット「SAMMY DIGITAL SLOT」も試打することができた。パチスロ機のコンパネを使用して打感を完全再現しており、どこでもホールの臨場感を体感できるマシンだ。搭載タイトルは50以上で、評判次第では販売されるかもしれないとのこと。現在、パチンコ版も含めて開発中となっている。
パチンコ・パチスロのほか、懐かしい雀球をモチーフとした「JanQ」を参考出展。こちらも試打可能だった。現在、型式試験申請中だという。
一方で、ホール未導入の新台や、「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」の歴代機種、往年のパチスロ歴代機種の試打コーナーも賑わいを見せた。未導入の新台では4月導入予定の「P化物語(銀座)」「PAハイスクール・フリート オールスター すい~とでハッピー!2400(メーシー)」「スマスロ ゴールデンカムイ(銀座)」。もうすぐ導入される「SLOT忍者じゃじゃ丸くん(エレコ)」も設置され、どのコーナーも順番待ちの列が途絶えなかった。また、参考出展パチスロとして、ラノベやアニメで人気の「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」「この素晴らしい世界に祝福を!」を展示。そのほか、「東京リベンジャーズ」「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ」のデモムービーも公開。さらに、「愛の不時着」「ぱちんこ いくさの子」の特別ブースも設けられており、こちらも開発中であることを示唆していた。
ユニバカサミフェス名物である出演者は、今回なんと100人以上。人気パチンコ・パチスロライターによるトークショーはもちろん、大人気アーティスト「ClariS」の1日限定ライブでは、「ALIVE」がオープニング曲となっている人気アニメ「リコリス・リコイル」のパチスロ化を告知したり、人気ストリーマーのSHAKAさんとのゲーム対決があったりと、大いに盛り上がった。メインステージでは様々なイベントが行われたが、その中で一際注目されたのが第3回「超ディスクアッパー選手権2024」の決勝大会だ。シンディカップ(女性限定)、学生団体戦、団体戦、個人戦が行われ、優勝賞金3,310,000円という個人戦決勝が会場を大いに盛り上げた。
優勝決定戦に勝ち上がったのは、スポンジさん(東京予選1位)とすぎさん(東京予選2位)。2人は第1回大会、今大会の東京予選決勝でも顔を合わせており、因縁の対決と言える。スポンジさんは目押しスピード、すぎさんは目押し成功率を重視するタイプで、スピードではスポンジさんに分がある。すぎさんの成功率がその差を埋めることができるか注目される中、序盤からスポンジさんが持ち前のスピードを活かしてポイントを重ねる。対するすぎさんは成功率で勝負したかったが、緊張によるミスで一歩出遅れる。終盤、すぎさんも追い上げたが、エクストラタイムの前半で失敗してしまい55,700点で終了。スポンジさんはスピードもさることながら成功率も高く、結果96,350点という高得点で見事優勝を飾った。各部門の優勝は以下の通り。
シンディカップ うにさん(当日予選1位)53,500点
学生団体戦 チーム盆栽(東京予選1位)42,860点
団体戦 チーム ぱんな屋台(大阪予選1位)87,280点
個人戦 スポンジさん(東京予選1位)96,350点
ハズレなしのユニマガチャとサミーくじ、G-STOPや倍倍CHANCEをプレーして賞品ゲットを目指す「大勝負」など恒例のイベントが目白押しで、フードコーナーも用意されており、来場者に話を聞くと「開催を待っていた!」「とにかく楽しい!」と言う人だらけだった。早朝から駆け付けたという20代の男性は「目当ての一つがグッズだったので買えて良かったです」と物販コーナーに満足した様子。茨城から来たカップルは、「『ClariS』のライブが素敵でした」「好きなライターさんに会えて感激」と満面の笑み。ファン待望のイベントが約6年ぶりに完全復活した一日となった。
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