●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若313
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!今朝ちょっと山間部に入ったら、既に道路が一部凍っていて今シーズン初スリップをぶちかまし、
( ゚Д゚)あせったぁぁぁ!
と1人で半泣きになった47歳児、CRAナカムラでございます。
さてさて、本日は最近ツイッターで山ちゃんボンバー氏が改めて問いかけて賛否両論の「低交換率化が業界を良くするのかどうか」について、少々持論を述べさせて頂きますね。
この議論はまず、良くなるも悪くなるも…それ以前の大前提として日本全国、ガチ縛りで全ホールが「抜け駆け一切なしの総低交換率・ラッキーナンバー制・貯玉再プレイ無し」と仮定した場合じゃなきゃお話が始まりさえしないんですよ。
ほんとね、このポイントを最初にガッツリ固定しとかなきゃ、そんなの単独で低交換化したホールは、ごく一部のモノ好き(自分含む)が支持するでしょうけど「やったもん負け」の倒産一直線、粗利確保のために結局ずるずるとシメシメルックになって、
( ゚Д゚)はい終了〜っ!
に決まってるじゃないですか。
足並み揃えるとか他社を尊重するとか、はたまた業界全体の発展を尊ぶとか…そこらへんの概念が著しく欠損しているパチンコ業界だから、その総ガチ縛りが事実上不可能なワケですよ。客が目先の高換金率に流れるってのは「水は上から下に流れる」と同じくらい自然の定理なんで、高交換率と低交換率が共存共栄という考え方自体がナンセンス。従って、運営側視点では議論の開始地点から少しズレてるなーと思った次第です。
遥か昔、パチンコ黄金時代に経営者達が唱えていた「黄金比」をご存知だろうか?
勝ち3:引き分け2:負け5、これは客側から見ての数値で、半数が勝ちか引き分け・半数は負けというバランスである。大まかな表現なので、10万勝ちも100円勝ちも「勝ち」という一括りになるが、長年パチンコ業界を見てきて…やはりこれは正しい。
では今のパチンコを改めて俯瞰して見ると、勝ち1:負け9、要は10人のうち9人が負けて1人が総取りするバランスが「良し」とされている状況こそが、客離れを誘引してるんだよ。1ヶ月の小遣いが3万円のサラリーマンが、どうやって継続的に遊ぶのさ?この層を切り捨てておいて、何が娯楽だ遊技だ。
メーカーの強引な機械販売に屈して、粗利率を上げるしかないという状況も大きな影響をもたらしているが、それも含めてこの勝ち負けバランスと、そうなりやすく作られてる機種スペックの是正こそが、低交換率派の言いたい事なんだよ。
現状、ホール独自の判断で低交換率にシフトするのは自殺行為以外の何者でもない、そんなの当たり前。何らかの拘束力で全ホールを縛って、さらに機種スペックや貯玉等の設備を勘案し、勝ち負けバランスを黄金比に戻す…それに一番フィットするのが低交換率営業であるのは間違いない。全部引っくるめての理想が「低交換率派」の言いたい事。
がががっ!そうなのよ、あくまで理想なのよ。
抜け駆け一発で終わるし、そもそも5号機の高射幸性遊技機撤去問題の時にも噴出したように、超絶自分勝手なホールがゴロゴロしてる中で
( ゚Д゚)足並み揃えるなんて絶対ムリ!
なのである。全パチンコ店が120%間違いなく釘◯整しながら、客には法律だとかハウスルールだとかを盾にして【法令に基づきウンヌンカンヌン】で、堂々と制限をかけてるんだから。自浄作用なんて甘い甘い。そんなのをこの業界に期待するだけ無駄。
ってワケで、まとめると…低交換率化はそれに伴う諸々のハードルをクリアして、さらに全国全店舗を抜け駆け無しのガチ縛りにできれば、未来を変える事ができる。しかしそんなの今ボクが運営してるラジオ局が、フジテレビを買収して傘下に収めるより難しい。つまり不可能。だから「低交換率化は構想するだけ無駄」という結論なのである。
でもね、理想論としてオッサン達があーだこーだ言うのには必要かな。面白いもんね、こういう議論。
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。