●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若309
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!10月も終盤に差し掛かり、今年も残すところ2ヶ月ほどになりました。一年を振り返るにはまだ少し早いので…それはまた今度にして、さっさと先週の続きにいきましょうそうしましょう。
12月12日に発掘された、12月10日厳守で提出を済ましておかなればならないA4封筒。
( ゚Д゚)なーんてね!きっと主任が提出してくれてて、空き封筒なんでしょっ!
と、僅かな希望を込めて持ち上げた封筒はけっこうズッシリ。この時点で絶望が容赦なく襲いかかってくるが、負けずに開封すると…そこには当然のように未提出フルセット。
( ゚Д゚)あべしっ
落ち着け俺。
( ゚Д゚)y-~~ふぅー。
アカン!タバコを一服したところで、目の前の状況は変わらない。むぅ…。
何事に関してもそうだが、ミスった時に過去を悔やむのは後回し。ミスがあった上で最善の着地点を模索するのが最優先。
この場合、予定通りのオープンを諦めるか否か…まずそこからだが、諦めるのは所轄に拒絶されてからでいいはず。つまり所轄に、
( ゚Д゚)「なんとかオネシャス!」
と、チャレンジしてみる方法として…ありのままを話してフル土下座か、多少オトナの汚さを駆使してどうしても不可能だった理由を捏造するか。
( ゚Д゚)「西田ひかるにデートへ誘われて提出できませんでした!」
うん、これなら誰も抗う事は不可能。これで押すか。問答無用で所轄出禁という危険を否定しきれないが、これ以上の策はなかろう。
サッと事務所の電話を手に取り、ピッポッパ♪
( ゚Д゚)「すんません!思っくそ忘れてた!」
直前で作戦変更!やはり正直に話すべき。失敗時の反動が取り返しつかない気がする。
しかしここで重要になるのは「普段からの所轄との関係性」である。先週書いた通り、その点は史上最悪の一言。散々恥をかかせた所轄のポリスメンは、そう簡単に忘れてくれないのである。でも「とりあえず話は聞いてやる」との事なので、車をブッ飛ばして所轄へGoGo郷。
言い訳一切なしで「完全に忘れてた!」とローリング土下座しながら生活安全課を這いずり回ってみたが、いかんせん状況はよろしくない。
( ゚Д゚)むむむむむ…
ここは敢えて核心をつくべきか。
かなり迷ったが、これしか方法が無さそうなので…
( ゚Д゚)「ウチが起こした事件って、皆さん携わったんですか?」
ポリスメン数人の顔色が変わるのが見てとれた。
既に聞いてる話によると、県警が所轄を跨いで主導して、最終的に所轄の詰めが甘くて責任者の逃亡を許す結果になったと。で、所轄は県警から激詰めされてメンツ丸潰れ。そりゃあ恨むわな。
ここに敢えて切り込むのは自殺行為に見えるが…「詐欺師側のネゴシエーター」という異名は伊達ではない。現状はその事件の頃を知るスタッフはいない(実は上層部に1人残ってる)という線で話を進めたい。そして
( ゚Д゚)「マジっすか!そりゃー酷ぇっすね!」
と懐柔したい。
ここで、課長が「ちょっと奥の部屋に来てくれる?」と言いながら立ち上がり、課内の別部屋を指差す。
正直ガクブルだが、行くしかあるまい。
( ゚Д゚)キャーコワイーー
つづく
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。