パチンコ店の経営や飲食、宿泊事業などを手掛ける玉越(愛知県名古屋市守山区、髙木宏動代表取締役社長)は、生活困難感を抱える家庭への支援や食品ロスの削減など、多くの社会課題を解決する「みんなのれいぞうこ」に協賛し、玉越中川店(名古屋市中川区)隣地の「ランドリーicott」に公共冷蔵庫を設置し、3月13日より稼働した。
パチンコ店経営企業による「みんなのれいぞうこ」への協賛・公共冷蔵庫の設置は全国初の取組み。「みんなのれいぞうこ」へ協賛することで、愛知県内の収入減や失業、昨今の物価高騰等により生活困難感を抱える人の支援を目指す。
「一般社団法人つなぐ子ども未来」が、中部圏地域創造ファンドの助成を受け実施している「みんなのれいぞうこ」は、生活困難感を抱える家庭へ支援をつなげることを目的とした「公共冷蔵庫」の取組みだ。セキュリティのついた冷蔵庫から、自分の都合に合わせて24時間いつでも非対面で食品を受け取ることができる新しいインフラで、利用者に対してスムーズで安全な情報配信をすすめるために、独自のオンラインシステムを構築し、オンラインでの利用登録、情報配信、利用受付を実施している。収入減や失業、昨今の物価高騰等により生活困難感を抱える人が、セキュリティのついた冷蔵庫から生鮮野菜や総菜、飲み物等を24時間・非対面で受け取ることができ、食品を受け取ることの、物理的・心理的ハードルを下げ、社会とつながることやSOSを出しやすくすることを目的としている。
同社は「生活困難感を抱える家庭への支援や食品ロスの削減、地球環境の保護等、多くの社会課題を解決する『みんなのれいぞうこ』の理念や取組みに共感し、昨今大きな影響を与えている物価高騰への支援が急務である」と考え、協賛を決めた。