PAAが定例理事会、広告規制見直し・スマート遊技機の動向などを共有

ぱちんこ広告協議会(PAA)は4月27日、定例理事会を開催した。会員に向けて業界動向の共有や担当理事によるワーキンググループの活動報告を行った。

大島理事長は理事会冒頭の挨拶で、「業界環境やコロナ禍で依然厳しい状況にありますが、各WGが様々な課題に取り組んでおり、それらの活動を通して業界発展のために尽力していければと思っています。広告規制の見直しについてホール4団体で行政と協議を進めていると伺っています。まさに我々に一番関わる部分でもあるので、他団体と情報交換をしながら推移を見守っていきたいと思います」と述べた。

篠原弘志相談役からは、貯玉制度の在り方についてホール4団体で話し合いが持たれたこと、スマート遊技機の進捗状況、ホール4団体の広告規制検討会の進捗状況や、IRの現状などが共有された。

アドバイザーの茂木欣人氏からは、スマート遊技機についての説明会がホール団体向けに続きホール関係者向けが計画されていること、広告宣伝についてホール4団体で継続的に会議が行われており、やりたいことを警察庁上げていく方向となっているが、業として求めていることは何か、「やりたいこと」の実像が実は漠然とした印象であったことを改めて捉える機会を得たことなどが共有された。

活動報告では、広告・宣伝WGが業界・企業と消費者を結ぶコミュニケーション・ツールである広告を新たな視点で考える「PAA広告大賞(仮)」を企画中であることを報告。依存問題WGは、啓発週間期間中の5月19日にギャンブル等依存症問題勉強会の実施を決定し、公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授が「10年の依存研究でわかったこと」をテーマに講演することを報告した。ぱちんこ大会WGからは、大学のサークルを参加対象とした全国大会(通称インカレ)の企画を構築中であることことが報告された。今夏の参議院選挙で自民党比例代表公認候補として出馬する木村義雄氏の後援会へ団体として加盟することも報告された。

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