岐阜県遊協は5月27日、岐阜市の岐阜グランドホテルにて第60期通常総会を開催。会場では出席者の検温やアルコール手指消毒など徹底した新型コロナウイルス感染防止対策を講じた中、役員補充選任の件など上程された8議案を原案通り承認可決した。
冒頭、今年2月の臨時理事会で新理事長に就任した金光淳用理事長は、新型コロナウイルス感染症の対応や規則改正に伴う遊技機の大量更新作業、店舗数の減少など業界の課題を挙げながらも、理事長就任にあたり「岐阜という地はパチンコホール企業、行政、自治体、ファンとの結びつきが強く『オール岐阜』で前に進む安定したマーケット。困難な時だからこそルールのみならずマナーと共通の価値観を大切にし、孫子の代までしっかりと存続できるよう組合員と一緒に前進していきたい」と所信を述べた。
総会では、岐阜県警察本部生活安全部の佐名康太部長の祝辞、同生活安全総務課の三輪哲久課長補佐の行政講話が書面で配布された。三輪課長補佐は講話の中で、旧規則機の撤去期限延長、ギャンブル等依存症対策、違反事例について言及。宣伝広告関連では「コロナ禍の影響を受けて、経営等極めて大変な状況にあるが、違法行為や集客を狙った射幸心を煽る宣伝広告などは厳に謹んでいただきたい」と法令遵守と健全営業について理解と協力を求めた。
議案審議に先立ち行われた感謝状贈呈式では、同組合の理事長を6期13年に渡り務めた大野春光前理事長に花束と感謝状が贈呈された。大野前理事長はこれまでの理事長時代を振り返り、組合員に謝意を述べるとともに、後任の金光理事長を中心とする新たな組合運営に希望を託した。