全日遊連は9月18日、都内港区の第一ホテル東京にて、全国理事会を開催した。
理事会の冒頭で阿部恭久理事長は、「組合員の資格停止に関する規定等の制定」「21世紀会決議における年内撤去対象遊技機の撤去期限の延長」「依存問題への対応」「推進機構の定例理事会の開催結果」など本理事会での議題に触れ、年内撤去対象遊技機の一部のパチンコ、パチスロ機の撤去期限を1月11日まで延長したことについて「今回の延長措置は行政からの信頼に基づくもの。皆様におかれては21世紀会決議の遵守に向け、引き続きご指導いただきたい」と呼び掛けた。
全日遊連は9月17日付で各都府県方面遊協に「旧規則機の取扱いに関する21世紀会決議における『年内撤去対象遊技機』の一部の遊技機の撤去期限延長について」と題した文書を発出。文書では、2020年12月31日までに撤去することとしていたミドル、ライトミドル、羽根モノなど一部のぱちんこ機と、高射幸性パチスロ機及びノーマルAタイプを除く一部のパチスロ機の撤去期限を2021年1月11日まで延長することについて、全機連と行政当局から理解を得られたとして通達している。
会見では、これら11日間の延長措置について阿部理事長は「行政の手続き日程や月1回の入替等によって早く外さなくてはならない地域も出てくる。1月を越した方が外しやすい環境になるだろう。延ばしすぎるとメーカーの販売計画にさらに影響が出るわけで、今一番疲弊している販社にも負担をかけるため今後このような延長は避けるべき。年末に外すという守られにくい環境を作りこの先守らない店舗を出ないような形にしたい」と説明した。