●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若140
はい皆様ごきげん麗しゅう!もう7月半ばなのにやたら涼しい東北からぱちんこ愛を叫ぶオトコマエ、CRAナカムラでございます!
先週1回で終わらす予定でしたが…思いのほかパチコンの話が長引いてしまいまして、とりあえず前置きはフルカットして、今週までこれでいかせてもらいましょうそうしましょう!
GIGAやジェネシスで構造的欠陥を露呈して早々に姿を消したパチコン。しばらくして普通のデジパチに近い形でリリースされた乙姫では、パンク多発でホールを大混乱(これ本当に!)に陥れ、パチコンという存在が「普通のデジパチの下位互換」になり果てたのは誰も否定できないところだろう。
そこで、パチコンに対してユニバが舵を切った方向性とは、ズバリ!ネタに走る!という事だったのかどうか、そこは憶測でしか語れないが…時代がまだ今ほど厳しくないとは言え、世間を仰天させる機種がパチコンとして登場したのが1999年、まさに世紀末のことであった。
その機種とは、CRラブラブカップル!
スペック的にはありふれた感じのちょい辛めで、取り立てて書くような事はないんだが、問題は液晶で繰り広げられる演出の数々である。もうブッ飛んでるとかのレベルじゃなく、ここの開発は思春期真っ盛りの性少年ばかりなのか?と疑ってしまうほど、ド下ネタ剛速球が最初から最後まで続くパチンコ…じゃなくてパチコンなんだ。
デジタルが回転したら予告的なモノはほぼ無くて、左右から男女が歩いてくる。そこで会話をして話が噛み合えばリーチ!ちなみに各キャラの本心が現れるアイコンには普通に「おっぱい」等がある、当然モザイクなんて無い。
話が噛み合った男女は次にカラオケを経由したりして距離を縮め、最終的には「HOTEL」と看板を掲げる建物の前へ…そこで「いいじゃないか!」→「やっぱり援交はダメ!」→「そんな事いわずに!ね?ね?」みたいな、現代では今すぐPTAやBPOが鎌を振りかぶってきそうな最終的な駆け引きが行われて、見事に二人で建物にINすれば大当たり!なんたる男の浪漫!だがしかし、一回中に入った二人が「満室」に阻まれてガックリ出てくるという逆転ハズレもあるので、細心の注意が必要だ。これは色んな意味で萎えるww
大当たり中も下ネタ全開は手を緩めることなく、女性キャラがバリバリと衣服から下着まで脱ぎ捨てていく様は、一周回って清々しいじゃないですか!ここでも当然モザイクなんて無い。
今では暴走族版権の機種で「バイク乗るのにヘルメット被ってないから」で検定が通らないようなガッチガチに縛られている状態ですが、当時はパクリでもエロでも何でもアリな「いかにもパチンコ業界!」って感じの「らしさ」がありましたね。
その後もパチコンはCRポクポク坊主のような、今でいう豊丸路線を突き進んでいったんですが、やはりというか当然というか、そのままフェードアウトしてユニバの黒歴史として刻まれております。
(゚Д゚)ユニバさん!忘れてしまいたい歴史を掘り返してゴメリンコ!
※資料提供:たかとも様、みみざき様
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。