広島県遊協は6月19日、広島市内の遊技会館にて令和2年度通常総会を開催。今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、出席者は執行部会役員のみに限定し、組合員の書面決議によって上程された全6議案は全て可決された。
令和元年度の事業報告によると、特にパチンコ・パチスロ遊技に関する依存問題に対して、ギャンブル等依存対策基本法が成立したことから、これまでの取組を強化し最重要課題として強力に推進。また社会貢献活動の一環として、県下で開催される「暴力追放パレード」「年末警戒パトロール及び歓楽街夜間巡回指導」等に参加し、組織の牽引車として役割を果たしたとした。
事業計画では、事業推進の基本には最重要課題である「依存問題への対応」のほか、「ファンの回復・拡大」「安定したホール経営の確立」「積極的な社会貢献活動」「新型コロナウイルス感染症への迅速な対応」の5項目を挙げた。推進事項には、健全営業の推進や暴力団追放運動の促進といった社会貢献活動も盛り込まれている。
来賓祝辞では、広島県警察本部生活安全総務課の関藤仁司管理官兼許可等事務担当室長が行政講話を行った。同氏は「ぱちんこの依存問題対策」「子どもの車内放置防止対策」「防犯カメラの設置」等について言及。広島県警察本部生活安全総務課の林田辰男課長補佐は、「新型コロナウイルス感染症拡大防止対策」「ギャンブル等依存症対策」について対応を進めるよう求めた。