ダイナムは4月14日、シャドーIT対策の一環として、ワウテック株式会社(東京都中央区)が提供するビジネスチャット・社内SNSツール「WowTalk(ワウトーク)」を全従業員対象に導入したと発表した。
近年、利便性の高いITツールが次々と登場する中で、企業側が許可していない個人所有のスマートフォンやパソコン、個人で契約しているウェブサービスなどを用いて業務を行う「シャドーIT」が問題となっており、業務情報の漏洩やウィルス感染など、様々なトラブルを発生させるセキュリティリスクを抱えている。
同社ではこの「シャドーIT」問題に対して、会社非公認のウェブサービスの業務利用を禁止するだけでは問題の根本解決には繋がらないと考え、利便性とセキュリティの高い代替コミュニケーションツールの導入を検討してきた。このほど全社に導入した「WowTalk(ワウトーク)」は、セキュリティの高い環境下で社員間チャットや無料通話、社内SNS機能などが利用でき、シャドーITの抑制に有効な対策であると認識している。また、場所に制限されることなく全従業員が利用できるという面においては、在宅勤務やテレワークなど、多様な働き方を促進し、スムーズな社内コミュニケーションによる業務効率の向上にも繋がると考えており、アルバイト社員含む全従業員が個人端末から利用できる環境を構築した。
同社では現在、グループ会社を含む約11,800名にアカウントを付与しており、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、外出自粛要請がより厳格に求められる中で、さらに有効に活用していけるものと期待している。今後もIT環境の整備、人材の教育、運用制度の整備などあらゆる観点から、大切な情報資産を守り、ITを活用したコミュニケーションの促進と効率的な働き方を実現していくという。