全関東遊連(伊坂重憲会長)は7月2日、新潟県長岡市のホテルニューオータニ長岡で、第27回定時総会を開催した。
総会は91名の組合員が出席したなか進められ、上程した全4号議案全てを可決した。このうち、第3号議案の役員改選の件により、伊坂重憲氏の会長職留任を決定。また議事終了後には東京都遊協の加入の件について、全関東遊連では昨年10月16日開催の常任理事会で全会一致により同組合の加入を決めたことを報告した。
冒頭、挨拶に立った伊坂会長は「東京都遊協が仲間に加わり初めての記念すべき総会だ。これにより、全関東遊連は4,000店舗が加盟する大組織となった。これは紛れもなく全日遊連の中核の証左であり、また全日遊連の先駆けとして、行動する組織にならなければならない。ファン人口の減少が避けられないなか、地域に根差した中小店舗が活気を取り戻すため、全日遊連の下に、一致協力して困難に立ち向かいたい」と、意気込みを語った。
また来賓を代表し祝辞を述べた新潟県警生活安全部の大和武彦部長は「ギャンブル依存の人が国内に536万人いるという数値もあり、パチンコ業界に対して社会的関心と批判が寄せられている。この問題には広告宣伝の在り方も大きく関わっている。新潟県遊協は6月より自主規制を見直すなど問題に積極的に取り組み、その効果に期待したい。パチンコ業界は課題が多いが、組合を中心に健全化へ真摯に取り組むことを期待している」と、のめり込み問題への更なる対応を求めた。