神奈川県遊協(伊坂重憲理事長)は6月17日、横浜市の横浜ベイホテル東急にて第49回通常総会を開催。組合員総数316名中、本人出席64名、委任状出席222名の計286名が出席。全議案滞りなく承認可決され、任期満了による役員改選では伊坂重憲氏が3期目の理事長再選を果たした。
冒頭の挨拶で伊坂理事長は、ファン人口の減少、若年層のパチンコ離れ、増税の影響への懸念を示した上で、「私達は、地域に密着して営業するホールそのものの特性を活かし、パチンコ・パチスロが地域の皆様に必要とされる娯楽産業であることを肝に銘じる必要性がある。その為に、のめり込み防止対策や置引き問題など、求められている目の前の課題に積極的に取り組むことが肝要。厳しい環境だからこそ、豊富な賞品の取り揃えや適性営業の徹底など営業の健全化に取り組み、違法行為には自ら厳しく律するという成熟した産業になることが大切。経営者の意識の問題だけでなく、社員ひとりひとりの高いクオリティの徹底を各組合員と県遊協が一体となって責任を果たしていきたい」と述べ、出席者の理解と協力を呼びかけた。
来賓からは、神奈川県警察本部生活安全部の保坂都彦部長、同暴力団対策課の飯塚明課長らが登壇。保坂部長は、健全営業のさらなる推進を要望したほか、県内の治安情勢について言及。置引きをはじめとした自主防犯活動の強化を促した。
総会では議事に先立ち、退任する役員への感謝状授与のほか、永年勤続者、社会貢献及び業界のイメージアップに貢献した個人・団体への表彰式が開催された。