「ユニバカ×サミフェス2018」に1.6万人超が来場

業界最大規模のパチンコ・パチスロファンイベント「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2018」が11月25日、都内江東区の東京ビッグサイトで開かれた。

ユニバーサルカーニバルとしては今年で5回目、また、サミーフェスティバルとの共催では3回目となった同イベント。例年同様、イベント開始直前の会場周辺は、朝早くから駆け付けた多くのファンで長蛇の列が作られた。

注目を集めたのは、本イベントではお馴染みのコンセプトマシンの展示だ。近未来の遊技機(パチンコ、パチスロ)をイメージさせる意欲作を両社それぞれ展示し、来場者の大きな関心を集めた。

ユニバーサルエンターテインメントは、計3タイプのコンセプトモデルを披露。スロットコンセプトモデル(コンテンツ名称:①BROTHER GOD CARNIVAL~神々の集結~②HANABI PARTY)は、筐体上部のバーサライタによる立体的な演出、湾曲スクリーンによる迫力ある映像領域、物理ボタンを廃したリアプロジェクションによる先進的なコントロールパネル、それらが一体化して美しいアーチ状のパチスロ筐体を構成。メダルレスタイプの遊技機とし、筐体下部には下皿ではなく、大口径のスピーカーを配置した。

同モデルと同じ筐体を使用したスロットストリートコンセプトモデルは、同社が展開するソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」がモチーフで、パチスロ機ではなくカジノ向けスロットマシンとして設計。そのため、リール部はビルバリ、カードリーダ、ユーザーインターフェースに置き換えられている。

ユニバーサルエンターテインメントのスロットコンセプトモデル(コンテンツ名称:①BROTHER GOD CARNIVAL~神々の集結~②HANABI PARTY)

一方の、ぱちんこコンセプトモデル(コンテンツ名称:BROTHER GOD CARNIVAL~神々の饗宴~)は、3連盤面による全く新しい遊技体験を提供するパチンコ機で、それぞれの盤面で独立した抽選を行い、同時進行で3つのゲームを楽しむことが可能となる。中央には超巨大可動型アタッカー演出を搭載したほか、パチンコ最大級の映像領域も備え、その映像表示にはプロジェクターを4基使用。リアプロジェクションによるメイン映像に、フロントプロジェクションによる投影を組み合わせて立体的な映像表現を可能としている。

ユニバーサルエンターテインメントのぱちんこコンセプトモデル(コンテンツ名称:BROTHER GOD CARNIVAL~神々の饗宴~)

サミーのコンセプトモデルは、メダルレスパチスロ機で、「ツインエンジェル」と「交響詩篇エウレカセブン」の2タイプを展示した。「ツインエンジェル」はパネル部で奥行きのある演出機能を盛り込んだこと、「交響詩篇エウレカセブン」は既存のパチスロ機にはない斬新な筐体設計が、それぞれ特徴的だ。どちらも、メダル補給装置を必要としないメダルレス機構だから実現できるパチスロ機となっている。

サミーのパチスロコンセプトモデル(ツインエンジェル及び交響詩篇エウレカセブン)

一方、ホール未導入の新台や参考展示機のコーナーも大きな注目を集めた。

ユニバーサルエンターテインメントでは、そのコーナーの目玉機種として、「SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 -2019-」を展示。試打は不可だったものの、筐体デザインやデモ用の液晶演出を公開した。

参考出展の「SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 -2019-」

同じくサミーでは、1月導入予定のパチスロ機「パチスロ蒼天の拳 朋友」の試打ブースを設置。試打を希望する来場者で終始、長蛇の列が見られた。

また、来場者のイベント参加理由の大きな1つとして、人気ライターとの交流が挙げられる。イベントでは今年も、多数の人気ライターが参加し、舞台でのトークイベントや、イベント会場内における記念撮影、様々なゲームコーナーでの盛り上げ役など、一般ファンとの間で様々な交流が図られた。

人気ライターによるイベント

往年の名機の数々が試打できるコーナー

イベント開始に先立ち行われた記者会見では、主催者を代表して㈱ユニバーサルエンターテインメント・マーケティング部の長谷川崇彦部長と、サミー㈱の星野歩代表取締役常務が挨拶。

長谷川部長は「両社の今後を担う機械、技術をみてもらいパチンコ・パチスロ業界はまだまだ盛り上がるといった所を感じていただきたい」と、星野常務は「今年もすごいコンセプト機を展示しており、ビジュアル的にもインパクトがある。ユニバーサルさんとは切磋琢磨できる仲間であり、今後も両社で業界を盛り上げていきたい」とそれぞれ述べ、イベント開催等を通じた業界活性化に繋げる旨語った。

両社の代表によるフォトセッション

©UNIVERSAL ENTERTAINMENT
©Sammy
©2018 BONES/Project EUREKA MOVIE
©山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO

-PICK UP, 業界ニュース
-, , ,