マルハンは9月12日、「平成30年北海道胆振東部地震」による北海道内での電力不足を受けて、同日より道内全33店舗で輪番休業を実施すると発表した。
今回の地震発生に伴って、北海道電力管内の供給電力は、需要電力に対し不足するという予想から、経済産業省は平常時の20%削減を各方面に要請。同社ではこれに先立ち、地震発生直後より節電を実施し、9月10日の実績値では今年7月比33%減を達成していた。しかし、同社では更なる節電に貢献するとの考えから、北海道地区にある全33店舗それぞれが2週間ごとに平日1日を休業することとした。
輪番休業のほか、同社が行う節電施策は下記の通り。
◆営業前
・店内照明は、作業に必要な所以外、開店直前まで点けない。
・機械や関連設備の電源は開店15~30分前まで点けない。
・ホールのエアコンは開店まで間引き運転する。
◆営業中
・ネオン、看板、電光掲示板など宣伝用の照明は点けない。
・屋外広告として使用している道路看板等も電気を消す。
・タイマー照明のタイマーを切る。
・風適法に反しない照度を保ち、店内の照明を間引く。
・自動販売機の照明を切っていない場合、24時間オフモードにする。
・エアコンはホールの温度計を見て調整する。
(風量での調整を大串、過剰な温度設定で使用しない)
◆営業後
・店内照明は作業に必要な所以外は閉店してからすぐに切る。
・閉店後の作業や整備が終了した場所から、防犯用以外の照明を切っていく。
・機械や関連設備の電源は、閉店後30分以内を目安に消す。
・ホールのエアコンは消す。
※各節電施策は、店舗の設備によっては実施できない取り組みもあり。
また今回の地震による節電に関しては、9月9日、平日の電力需要がピークとなる8時半から20時半にける2割の節電を、経済産業省は警察庁を通じ、パチンコ業界へ要請。9月10日及び11日の両日、札幌方面遊協、日遊協北海道支部、北遊商、回胴遊商北海道支部、北海道電力の関係者間で緊急会議を開き、9月12日~9月30日(延長の可能性あり)までの間、対象地区内にある各ホールの輪番休業や、店内外の照明や空調設備の調整、屋外広告や折り込みチラシなど広告宣伝の一部自粛など、各種節電施策の実施を決めている。