適切な賞品提供の徹底を改めて要請――大阪府遊協

大阪府遊協(平川容志理事長)は、5月1日付で組合傘下各支部に「適切な賞品提供のさらなる徹底について」と題した文書を発出していたことが関係者への取材で明らかになった。

これは「一部のホールで未だ賞品提供について正しく理解せず行っている状況が見受けられる」という行政からの指摘を受けて発出した文書で、法令に基づいた適切な賞品提供の徹底を呼び掛けている。

同組合が昨年末に開催した歳末防犯懇談会の席上、行政講話を行った大阪府警察本部生活安全部保安課の宮崎光一課長は「賞品の提供方法について一部誤った認識による不適切な賞品提供が行われていると聞く。遊技機の種別や遊技料金の違いにおいて差異を設ける賞品提供の行為は、等価交換規制に違反するものであり、徹底的に排除しなければならないと考えている」などと述べ、適切な賞品提供の徹底を求めていた。

府内のホール関係者は「先日、立入検査があり賞品提供の状況について質問を受けた。(立入検査で)賞品提供について聞かれたのは初めて」と話しており、ここにきて行政は適切な賞品提供が行われているか調査していたと見られる。

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