春のファン感謝デー実施案を決議――東京都遊協

東京都遊協(阿部恭久理事長)は11月27日、都内新宿区の遊技会館で定例理事会を開催。来年春の同組合独自のファン感謝デーの実施案を決議したほか、各委員会が活動内容を報告した。

理事会冒頭、阿部恭久理事長は「IR法案が先伸びとなるなか、じゃあパチンコ業界で取り組んでいる“のめり込み”防止広告のサイズを小さくすれば良いかといえば、それは違う。全日遊連としては“のめり込み”問題への対応について来年4月以降も継続することを決議した。我々サイドからではなく、国民からどう見られているかを考え、我々は何をすれば良いかを理解し、各組合員に伝えて頂きたい」と挨拶し、“のめり込み”問題への対応について一層の理解と実践を求めた。

来年春の同組合独自のファン感謝デーについて、理事会では幹事商社の㈱髙島屋の担当者が実施案を説明。それによると、実施期間は来年4月17日~19日の3日間で、企画テーマは「古今伝」(こきんでん)。これは“古”典芸能をベースにしたデザイン、“今”風メディアでのプロモーション、感謝デーの楽しさを“伝”える賞品選定といった意味合いとなる。

賞品は人気家電を1等にした王道コース、流行賞品を1等にしたトレンドコースなど、複数あるセット賞品からホール側は任意に選択できる。また海外旅行等が当たるWチャンス賞品も用意されている。

プロモーションは、今風メディアの活用を掲げている通り、インターネット媒体を中心に据えた。スマホでも閲覧できる専用サイトを設けるほか、専用サイトへは業界人気ブロガーサイトへのバナー広告掲出や、検索ワード連動型の広告掲出で誘導を図っていく。

なお当日は理事会に先立ち、四谷税務署副所長の高岡典彦氏、同組合顧問税理士で元四谷税務署長の町井裕氏による税務セミナーが実施された。

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