日遊協(庄司孝輝会長)は11月20日、都内中央区の本部会議室にて、第4回定例理事会後の記者会見を開催した。
会見では、定款の変更について協議中であることが報告された。これは、去る10月15日に開かれた同友会創立20周年記念式典における同友会・松田高志代表理事の「横断的組織である日遊協へすべての組合が団体加盟し、団結をより強固にすることこそが産業消滅の危機を回避できるひとつの方法」という発言に対応したもので、日遊協では団体加盟における定款の変更を継続審議中であるとした。これについて篠原専務理事は「正会員、賛助会員とは別枠のものとして考え、団体会員の規定を別に設ける形で協議中。現時点では、それぞれの団体が日遊協に求めるものと、逆に我々が求める事項など相違していると思う。お互いがベストな方向に向けて模索していく必要もある」と説明した。
また、集まった記者団から今年の総括を求められると、庄司孝輝会長は「自分の想像よりも業界の動きが半年ほど遅れている。団体加盟だけではないが、将来的には合同で協議できる場が常に開ける体制になればもっと早く結論が出せるだろう。もどかしい一年だった」と悔しさをかみしめた。