“共進”テーマにセミナー開催/JAPaN

一般社団法人日本アミューズメントパチンコ産業ネットワーク(高橋正人代表/略称:JAPaN)が主催となり、去る11月22日、都内中野区の中野サンプラザで「共に進む業界の未来=共進!」をテーマとする大型セミナーが開かれた。

約600名が受講したセミナーは3部制で、受講者は全20講義の中から、それぞれ任意で講義を選択する形が取られた。内容は「市場データから見るパチンコ業界の未来」「回胴の歴史を振り返りながら現状(今後を考察します)」「集めるだけに終わらない集客プロモーション手法大公開!」「アフターマックスの未来像」「現役女子大生が語る『今のパチンコ業界マーケティング』」「減退期を創造期へ向かわせファンを増やしていく!『顧客体験価値』提案」など多岐に渡った。

第3部の講義の1つとして行われたディスカッション「共に進む2017年 パチンコ業界の未来を語る」では、高橋正人氏(同ネットワーク代表)をMCに、鮫島将克氏(矢野経済研究所 上級研究員)、三井慶満氏(㈱MIDジャパン代表取締役)、吉原純浩氏(㈱ミナミ・エンタープライズ代表取締役)、石川忍氏(パチンコ・パチスロKAI総研研究員)、小森勇氏(小森ワーキング㈱代表取締役)が登壇。ディスカッションは、パチンコ業界の統計データ分析に定評のある鮫島氏が「市場規模」と「店舗数」の推移を解説したことを皮切りに、今後の店舗作りの方向性や、ますます厳格化する行政指導への対応などで、それぞれ自論を展開した。

店舗作りの方向性について、これまで全国津々浦々のホールを見てきた小森氏は「遊技機の使い方がこれまでと90度変わってくる。どんどん買えというわけではなく、どう使っていくか。具体的には効果的な赤字をどこで、いつ、どう打つか、このあたりのノウハウが現状、全くない。これからはそのノウハウをイチから作っていく時代だ。これが第1優先となるのではないか」と述べた。

ディスカッションの冒頭、主催者を代表し高橋正人氏が挨拶。同氏は「色々勉強して頂き、共有して頂き、私たちもホールさんも、メーカーさんも共に進んで、来年、再来年の未来を迎えられるようになれれば良い」とセミナー開催の趣旨を話した。

有識者によるディスカッション。

有識者によるディスカッション。

別会場では多数の協賛企業が自社の最新製品を展示した。

別会場では多数の協賛企業が自社の最新製品を展示した。

 

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