保通協は7月4日、6月中に実施した型式試験等の状況を発表した。
それによると、適合数はパチンコが結果書交付94機種のうち45機種(前月比18機種増)、パチスロが結果書交付47機種のうち13機種(同比9機種減)。適合率ではパチンコが約47.9%(前月値約46.6%)、パチスロが約27.7%(前月値44.0%)と、パチスロの適合機種数、適合率の減少が顕著となった。パチスロにおける適合数13機種、適合率約27.7%はそれぞれ今年に入って最低の数値。
パチスロの不適合事例では、シミュレーション試験、試射試験において出玉率が規則で定める値を超過したという事例に加え、「遊技機筐体と効果音を出力するためのイヤホンがコードで接続されている構造は、遊技者が引っ掛けたり、又は故意に引っ張るなどの可能性があり、コードとの接続部及びコード自体が耐久性を有しないものであった」「停止ボタンの可動範囲が、遊技によって変化する性能を有していた」といった、出玉性能以外での不適合事例が確認された。
また6月中の受理件数については、パチンコが88件(同比15件増)、パチスロが68件(同比20件増)と、パチンコ・パチスロ共に前月から増加した。