兵庫県遊協(岡本芳邦理事長)は6月10日、神戸市中央区のANAクラウンプラザ神戸において第48回通常総会を開催。また、兵庫県遊技業組合連合会第59回定時総会並びに兵庫県遊技業組合防犯協力会の第37回定時総会も併せて開催した。なお、総会は組合員総数239名中、委任状出席を含め165名の出席により成立した。
冒頭、挨拶に立った米田前理事長は「『レジャー白書2015』によれば参加人口が180万人増加してやや持ち直した感があるのも束の間で、昨年11月には、『検定と性能が異なる可能性のある遊技機』が発覚し、遊技くぎに端を発した問題が業界全体を揺るがす事態に発展している。この回収にも取り組んでいかなければならないなか文字通り、身を削ることを余儀なくされる非常に厳しい年になる」とこれまでにない厳しい状況が続くと指摘した。
議事では、平成27年事業報告及び収支決算報告、監査報告、平成28年事業計画及び収支予算設定、役員報酬決定などが上程され、いずれも拍手で承認した。任期満了に伴う役員改選では、8期16年の長きにわたり理事長を務めた米田義一氏が惜しまれながらも勇退。新理事長に岡本芳邦氏が選任されたほか、副理事長に平山龍一氏、星山相哲氏、新井憲司氏、道風益定氏、権和人氏が選ばれ、若返りを図った新執行部が誕生した。
新理事長に選任された岡本芳邦氏は「8期16年の長きにわたり、理事長として先頭に立ち兵遊協を牽引してこられた米田様には本当に頭の下がる思いで一杯。また、理事長を支えてこられた池田様をはじめ執行部の皆様本当にお疲れ様でした。心から感謝申し上げる。いま、業界には『のめり込み問題』や『射幸性を抑えた遊技機の設置』など多くの課題が山積するこのような時期に選任されましたことにひしひしと重責を感じている。執行部の若返りを図りながら、この大変な時期に組合員の皆様と共に一致団結して乗り切っていきたいと考えている。組合員の皆さんのご協力を節にお願いいたします」と力強く就任挨拶を述べた。
続いて、はあ~とふるふぁんど寄付団体表彰状贈呈とひょうごボランティアあしすと(18団体)並びにひょうごふるさと振興サポート(24団体)の支援金贈呈式が催された。
平成27年度は、157団体等の応募の中から兵庫県下42の福祉施設・団体に支援金1500万円を贈呈。また、公益財団法人兵庫県青少年本部への寄付金贈呈に対し感謝状が贈られたほか、全日本社会貢献団体機構による第11回社会貢献大賞最優秀賞内定通知状受領式が執り行われた。
支援金贈呈終了後、団体を代表して「ひょうごふるさと振興サポート」支援団体マック杯実行委員会の鈴木誠氏(マック鈴木氏)が謝辞を述べ「マック杯は今年で21年目を迎えます。1年目の当時19歳でメジャーを目指して野球をやっていました。その時には、青少年育成、次世代に何かを伝えるということは感覚としてなかったが、今は引退して子供たちに野球で指導する立場として本当に20年間、続けて来れてよかったと思っています。今回は熊本大震災発生で野球大会ではなく、はあ~とふるふぁんどに応募することを選びました。青少年育成を続けられるだけ続けますので、皆様のご協力をお願いします」と贈呈に感謝した。
来賓祝辞では、兵庫県知事代理で兵庫県企画県民部政策創生部・西上三鶴部長(代読)、末松信介参議院議員、兵庫県警察本部生活安全部の田中登士部長(代読)が祝辞を述べた。