関西遊商(草加和徳理事長)は今年3月、浪速防犯協会(寺田守会長)に対して電光式夜光チョッキ(以下/チョッキ)を寄贈。その功績を称えて浪速防犯協会は、6月9日に大阪市浪速区のザ・グランティアラ大阪で開催した平成28年度総会において、感謝状を贈呈した。
浪速防犯協会ではかねてより、会員や地域ボランティアによる巡回活動を行っており、その際に着用されるチョッキは、夜間での視認性を高めるために反射材などが使われており、それによって犯罪の抑止や巡回員の事故防止などの安全確保が図られている。しかしながら、従来の使用品は経年劣化が進んでおり、安全面を危惧する声も上がっていたそうだ。
その様な話を聞きつけ関西遊商では、多くの組合員が事務所を構える浪速区の地域安全に寄与するべく、チョッキの製作を決議し、3月に110着(51万3,216万円相当)を防犯協会に寄贈。関西遊商の組合名がプリントされたそのチョッキは、反射材の中に高輝度LEDを入れ、スイッチを入れると点滅する視認性と機能性を追及した次世代型。発光面積が大きく、様々な角度からの視認性に優れており、夜間巡回の安全性をより一層、確保する。寄贈後は区内11地区に10着前後配布され、既に各種活動において役立てられている。
総会には草加和徳理事長をはじめ、社会貢献・環境対策委員会の小山康行委員長らが列席。草加理事長より寺田守会長に改めて寄贈品目録の贈呈が行われ、これに対する感謝状が授与された。寺田会長は冒頭の挨拶において「『自分たちの街は自分たちで守る』を合言葉に、地域の防犯リーダーとして活動していきたい」と述べ、地域住民や企業、団体の一層の防犯協力を要請。次いで浪速警察署の石坂利治副署長は、区内にける刑法犯認知件数が昨年度も減少したと報告し、「地域の皆様と一体となった『オール大阪』の取り組みが功を成した。これからも力を合わせて治安維持につとめて行きたい」と語った。
写真は、左から浪速警察署の石坂利治副署長(制服姿)、浪速防犯協会の寺田守会長、草加和徳理事長