ホール売上高、17カ月連続減

経済産業省大臣官房調査統計グループは10月9日、毎月実施している「特定サービス産業動態統計調査」の2015年8月分速報値を公表。それによると「パチンコホール」の今年8月の売上高は3,684億800万円で、前年同月比で9.3%の減少となった。

「パチンコホール」が属する対個人サービス業の趣味・娯楽関連5業種の内、売上高が対前年同月比で増加したのは「ゴルフ場」と「遊園地・テーマパーク」の2業種。「ゴルフ場」は0.7%増、「遊園地・テーマパーク」は2.1%増とそれぞれ横ばい推移となった。一方、「パチンコホール」は9.3%減と直近3カ月で最も大きな下げ幅を記録。昨年4月から続いているマイナス推移はこれで17カ月連続となった。

設置台数、従業員数、営業所数は、いずれも増加傾向。売上高が減少する中、設置台数は増加という状況が続いている。また、パート・アルバイトを含めた従業員数は今年4月以来、増加推移が続いている。

特定サービス産業動態統計調査は、経済産業省が昭和62年12月に開始した、特定のサービス産業の売上高などに関する統計調査。短期的な景気、雇用動向等の判断材料などに使用される。調査対象は、調査業種の全国年間売上高の約70%をカバーする売上高上位の企業としている。

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