回胴式遊技機製造業者連絡会(佐野慎一会長)の12回目となる会合が7月15日、都内千代田区のパレスホテル東京にて開かれた。
当日は、日電協に加え、日工組21社、電遊協1社、賛同会員11社の責任者および技術責任者ら約120人が出席。連絡会後にはマスコミを集め、去る6月11日に日電協と日工組間で合意された「のめり込み防止に関する自主的な措置」を初めて公開した。
公開された自主規制内容は、通常遊技中の最低シミュレーション出玉率(内部成立役が全て入賞したと仮定した場合における出玉率)を1未満にしたパチスロ機を、今年12月以降に型式試験申請する遊技機に適用するものとし、この自主規制に対応していない機種の新台設置は来年7月末までと区切った。
説明にあたった佐野会長は「我々はサブから主基板へ制御を移す事を2年前から決めていた。これによって射幸性が落ちるわけではないと説明してきた。射幸性の原因はATにある。ATは役物ではなく入賞であるという意図が今回の措置に含まれている」と述べ、自主規制後のパチスロ機については、具体的にARTタイプが1.8~2.3枚(CTBBのボーナスを含む)、A+ARTタイプで1.8~2.0枚(BB、RB等のボーナスを含む)を傾斜値とし、ベースは40Gほどになるとした。
連絡会では全日遊連をはじめ関係団体への説明を7月21日から開始する。