一般社団法人余暇環境整備推進協議会（余暇進／佐藤正夫代表理事・会長）は11月7日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイおよびオンラインにて令和5年度秋季セミナーを開催した。約170名が参加した今回の秋季セミナーでは、警察庁生活安全局保安課の坂ノ上圭佑課長補佐による講話や田中和徳衆議院議員の講演が行われた。また、「未来への挑戦」と題した共通テーマの下、「業法編」と「遊技機編」の2本のパネルディションを実施した。
佐藤会長は冒頭のあいさつの中で遊技産業の規模が大きく縮小している点に触れ、「これは業界そのものの環境の整備を推進する必要があるのだと考えている」と話し、業界が真に国民から理解が得られるよう取り組んでいくことが肝要だと語った。
坂ノ上課長補佐による講話に続いて行われたパネルディスカッション1「業法編」では、パネラーに同会のホール会員と業法試案を検討してきた法律サポート部会委員によって質疑形式を取り入れた議論を展開し、現行の風営適正化法から業法へ移管した場合を想定した問答により業法の概要をわかりやすく伝えた。
パネルディスカッション2「遊技機編」では、同会の遊技機メーカー会員と遊技機研究委員会の委員が、スマート遊技機、特にスマートパチンコの動向の確認と今後の展開について意見交換を行い、スマート遊技機の導入状況の確認や進化の途上であるスマート遊技機に対する遊技機メーカー個社の想いなどを中心に話が行われた。
また、最後に行われた遊技産業議員連盟会長の田中和徳衆議院議員の講演は、国政の場で議論されている遊技場営業の在り方に対する熱量を直接感じることができる機会となった。
佐藤正夫会長
パネルディスカッション「未来への挑戦」