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【コラム】負けたからお菓子をくれと仰るマダム。その正体は…/CRAナカムラ

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●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若299
はい皆様ボンジュール!台風一過で今週も張り切っていきましょう!もう今年の夏も残りわずか…なはずなんですが、全く暑さが緩む気配もなく

( ゚Д゚)やーねーもぉー。

いやはや…今年も約2/3が終わりまして、センチメンタルジャーニーな季節をいかがお過ごしでしょうか。

パチンコ打つ暇がなくなって、5月にスマスロ北斗は打ちましたが…パチンコに至っては、大海5のミドルが新台で入った頃(調べたら2月)から全く触れていないパチンコライターww

というのも、今の本業がFMラジオ局と寿司屋の運営・温泉旅館のプロデュースと、なかなか多岐に渡ってスーパーハードモードなもんで、もはや優雅にパチンコ打つ時間なんて微塵もない状態。

パチンコからこんだけ離れてみると、どっぷり現役時代に見えなかった景色も見えてきて、なかなか新鮮な心境でございます。

さてさて、今週は店長時代に出会ったファンキーなお客さん達の話をさせてもらいましょうか。

ずぅーーっと店長として開店準備から閉店&調整まで通しで勤務していた数年前、いつものようにホールを走り回っていると、カウンター前でお婆さんに呼び止められる。

(婆・_・)「店長さんあのね、今日いっぱい負けたのよ」

決して怒り口調ではなく、むしろ穏やかに語りかけてくるお婆さん、たしかに1円の甘海を打ってたなぁ。

適当に話を合わせて、宥めていると…

(婆・_・)「いっぱい負けたからね、これとコレとアレと…ちょうだい」

何か当たり前かのように、カウンター前に陳列されているお菓子を数点指さして、今にも自分のエコバッグに放り込もうとしている?ん?なんだこれ?

万引きしないだけマシなのかもしれないが、この面の皮の厚さは初めて出会うレベル。

(婆・_・)「ね?いいでしょ?あとソレも欲しいわ」

いやいやいや…何を仰ってるんですかこのクソバb。何かの勘違いなのかと思って、改めて

( ゚Д゚)「えー…パチンコで負けたからお菓子をタダでくれって事?」

と聞き直すと、ニコやかにウンウンと頷きやがりくさる。思考回路は理解できないが、どうやらそういう話らしい。

「他の店ではくれた」とか「とんでもない額を負けた」とか、他の店でもくれるワケないし…そもそも10時開店で昼の1時に1円の甘海だけでどんだけ「とんでもない額」を負けられるねん。

そこそこキレイな身なりをしている婆さんなのに、言ってることは支離滅裂。もちろん考える余地なく却下な案件なのだが、どうしたもんかと思っている最中、

( ゚Д゚)なーんかさっきから芳香剤の臭いが強烈。

と気づく。さらに、婆さんがさっきからお菓子を放り込もうとしてパカパカしているエコバッグから、紫色の液体が漏れ出して白い床に広がっているではありませんか!?

( ゚Д゚)んんん??

意味が分からないが、とりあえずそれを指摘してカウンターの雑巾でエコバッグの底を押さえるのだが、婆さんは頑なにエコバッグを自分の体の方に引き寄せて、中身を見せまいとする。

しっかしこの臭いよ。どう考えてもトイレの芳香剤でしょうよ?その当時店のトイレで使っていたのは、液体が入った瓶に線香みたいな棒を数本差して使うやつ。つまり瓶を横向けたらダダ漏れ不可避な代物で、まさか盗むヤカラが出るとは思っていなかったのだが…目の前のバbaはそれを軽くやってのけ、さらにお菓子を要求している模様。

( ゚Д゚)かちーーーん。

さて、どうしてやろうか。

つづく

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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