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【寄稿】スマスロ直前にふと思うこと(WEB版)/POKKA吉田

投稿日:2022年11月24日 更新日:

スマート遊技機は、基本的にはハード構造や外部データ管理など仕組みが変わるだけであり、遊技内容そのものが変化するわけではない。ぱちんこは遊技球を入賞させて抽せんを受けてその結果を楽しむものであり、パチスロはレバーを叩いて抽せんを受けてその結果と自分で停止させた図柄表示を楽しむものである。

だが、次世代のカテゴリであることも事実だ。コロナ禍はウイルスによるものというよりも行政や世間様の風聞・視線によるものだというのが私の評価であるが、遊技球もメダルもないというのは遊技客にとって接触感染の機会を大幅に下げることができる。コロナ禍下のホール現場は遊技機の清掃業務にとにかく熱心に取り組んできたことから、ぱちんこ店は感染リスクの低い遊び場ということもよりはっきりする。

また、メダルのない遊技は、個人的にはとても楽しみである。なんといっても「楽」だ。メダルを積む楽しみがぁ、とかの視点で苦言を言う人も中にはいるが、海外のスロットマシン市場でそのような苦言が成立するのなら(やっぱりキャッシュがじゃらじゃら出てこないと面白くない!等)、今のように最先端のカジノでキャッシュレス化したスロットマシンだけ、ということはないはずである。

人は必ず楽な方に傾く。手打ちが電動ハンドルになったとき、当時のパチプロが「喰えなくなる」と嘆いたという話を聞いたことがあるが、楽になって困るのは一般的な遊技客ではないと思っている。

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