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『遊技日本』

全日遊連全国理事会で警察庁松下保安課長が講話

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次に、ぱちんこへののめり込み・依存防止対策についてです。

昨年3月、ギャンブル等依存症対策推進基本計画の変更が閣議決定されました。その中で、業界については、変更前の基本計画に盛り込まれた各種取組を着実に実施し、所期の目標を達成したとの評価がなされています。まず、これまでの取組に敬意を表したいと思います。その上で、今後は、これまでの取組の継続を前提としつつ、更に改善・深化させていくことが求められています。

具体的に申し上げれば、アクセス制限に関する取組として、自己申告・家族申告プログラムの導入を進めていただいています。貴連合会においては、各県遊協単位で未導入ホールに対する働き掛けを行うなどの取組を推進されており、導入ホール数は着実に増加していると承知しています。今後は、引き続き働き掛けを行うことで同プログラムが全てのホールに導入されることを目指していくとともに、周知・広報や手続の負担軽減を進めることでプログラムを必要とする方が利用しやすい環境を構築することが求められてくると思います。

また、のめり込み・依存防止対策を進める上では、精神保健福祉センターや依存症専門医療機関をはじめとする関係機関との連携・協力が非常に重要となります。変更後の基本計画においても「地域連携の強化」が新しく盛り込まれています。地域連携の場として関係機関による協議会等が設置されている場合は、積極的に参画することにより連携を深めていただくようお願いします。また、一部の県遊協やホール企業で行われているように、関係機関を巻き込み、のめり込み・依存防止対策のためのセミナーを開催することも大変良い取組であると考えています。今後、貴連合会をはじめとする業界全体で、他機関と連携した包括的な取組が広がることを期待しています。

のめり込み・依存防止対策は社会的関心が非常に高く、業界における取組の実施に当たっては、国民からどう見られているかという視点が欠かせません。とりわけ、ぱちんこへののめり込み・依存で困っている方やその御家族の視点は重要になると思います。もちろんそうした方はお客の一部かもしれませんが、その声に耳を傾け、真摯に寄り添う、これができるのは業界の中でもホールの皆様方だけであります。のめり込み・依存により生活が破綻してしまったといった事例が発生し、報道されることによって、業界としては大きなダメージを受けることになるため、のめり込み・依存により不幸な状況に陥る方が一人でも少なくなるよう、各種取組を着実に進めていただきたいと思います。皆様には、のめり込み・依存防止対策は、中長期的には業界にとってプラスになる、という心持ちで、引き続き、業界全体で取り組んでいかれることを期待しています。

次に、ぱちんこ営業に絡む違法な事犯についてです。

遊技機の不正改造事犯や賞品買取事犯について、昨年も検挙された事例がありました。これらの事犯は、型式試験による射幸性の適正管理を侵害する事犯であり、また、賭博との一線を画す上で根幹となる規制に違反する事犯であり、警察として厳正に対処する方針に変わりはありませんが、業界として、こうした違法行為が発生しないよう、様々な取組を継続してくことが重要と考えています。貴連合会においては、引き続き、全国の組合員に正しい知識の浸透を図るとともに、業界をリードして不正の排除に尽力されることを期待しています。

この点、遊技産業健全化推進機構の活動は、不正の排除に大きな役割を担っていただいてます。具体的には、無通告で随時ホールへの立入りを行うことで営業者の緊張感を保たせるとともに、不正改造の疑いがあれば都道府県警察に通報するなどの取組を通じ、業界からの不正排除を図っています。警察としては、今後も機構と連携しつつ、健全化のための取組を推進していきたいと考えていますので、引き続き、業界全体で機構の活動への協力・支援をお願いします。

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