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余暇進1月度部会、ピアノ線ゴト台頭の背景に流行のゲーム性

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一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/佐藤正夫代表理事・会長)は1月25日、令和4年1月度の部会・理事会を開催した。部会では株式会社遊技通信社相談役で遊情ネット事業担当の木房明博氏が「ゴト対策と遊技機の問題等について」と題した講演を行った。この他、会員プレゼンテーションとしてJCMシステムズ株式会社から紙幣搬送装置「ALTASIA(アルタシア)」等の製品紹介が行われた。

佐藤会長は冒頭の挨拶で、感染症対策の徹底、旧規則機の撤去にともなう適切なリサイクル処理について呼びかけたほか、営業環境については新たな魅力の創出に向けたホール、メーカーらが一体となった取組みが進んで行くことに期待を寄せた。

最近のゴト事例と対策等をテーマに講演した木房氏は、主にパチンコ機へのピアノ線ゴトについての手口と注意点を中心に資料等を使って解説した。ピアノ線ゴトが台頭して来た背景に流行のゲーム性と相関があることから、今後は磁石ゴトや不正改造による手口にも注意が必要になるだろうと話した。また、遊技機の構造上、外部装飾が大きな遊技機が目立つようになり防犯上の問題が出ているとの指摘もあった。この他、顧客ホールへ訪れる中で今般のコロナ禍によって遊技客の遊び方に変化が見られると述べ、立地の違いや遊技データからもその動向が伺えるとして、来店客動向を鑑みた営業施策に注力するようアドバイスした。

会員プレゼンテーションでは、JCMシステムズから紙幣搬送装置「ALTASIA」、IoT化によるスマートメンテナンス「JCMモニタリングサービス」、参考として吸引式ハンドドライヤー「CIRCULA」の紹介があった。ALTASIAはエア(Air)と磁力による紙幣搬送の機構が特徴の紙幣搬送装置で様々な形状の島設備に対応できることに加え、定期的な清掃やランニングコストが掛からない省エネ設計となっている。モニタリングサービスは同社製品をオンラインで結ぶカスタマーサポートで、ホールは機器の稼働状況を一元的に把握しつつ、障害対応はもちろん、迅速なメンテナンスが受けられる仕組みとなっている。

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