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東京都遊協が「パールショップともえ町田609」の組合員資格停止を決議

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東京都遊技業協同組合は1月27日、東京・市ヶ谷の遊技会館で1月定例理事会を開催し、「株式会社カクタ・パールショップともえ町田609」の組合員資格の停止を決議した。同店に対する組合員資格停止の処分は2度目となる。理事会は新型コロナウイルス感染防止の観点から、初めてリモートを活用して行われた。

阿部恭久理事長は理事会冒頭の挨拶で、「本日は重要な議決事項がございます。去る1月15日の全日遊連理事会での警察庁保安課・小堀課長のご講話の内容をしっかり読み込んでいただければ、今回の議決に関しては、当然のこととご理解いただけると思っております。緊急事態宣言下、健全化センターによると、広告宣伝指導に従わない店舗が増えているとのことです。警察庁から、内閣官房よりパチンコ店の時短営業についての確認の指示があったということで問い合せがあり、当然ながら警察庁には、業界として広告宣伝自粛に協力をしていると報告しています。その内容は内閣官房にも伝わると考えていますが、そのときに、都内で守っていない店舗が多く見られるとどうなるでしょうか。現状の時短協力の呼びかけから、いきなり措置法に基づく時短要請となったら、業界を守れるのでしょうか。自分で自分の首をしめるような宣伝広告についてはぜひ再考していただき、もうしばらく広告宣伝の自粛を徹底していただきたいと思います」と述べた。

議案審議では、株式会社カクタ・パールショップともえ町田609の組合員資格停止の件について、倫理委員会や事務局が当該店舗の現状や資格停止に関する規約の該当事由、組合による撤去要請や勧告等の手続を説明。当該企業から弁明の出席はなく、当該企業から届いた弁明書に代わるものを事務局が代読した。

同議案は出席理事からの質疑を経て、出席理事56名全員の賛成により、原案通り可決・決定した。

資格停止事由は以下の通り。
当該店舗は、2020年5月20日パチンコ・パチスロ産業21世紀会が決議した『旧規則機の取扱いに関する決議』、及び、2020年7月21日都遊協理事会において決議した『旧規則機の取扱いに関するパチンコ・パチスロ産業21世紀決議の承認』に違背して、撤去期限を経過した高射幸性回胴式遊技機『ミリオンゴッド-神々の凱旋-BD』、『戦国コレクション2KS』を撤去せずに稼働させたことが、都遊協「組合員の資格停止に関する規約」第5条第1項第1号の資格停止事由に該当する。

資格停止期間は180日間(2021年7月25日まで)。

同店舗は、昨年11月26日の都遊協理事会で、21世紀会決議に対する誓約書を提出しておらず、認定切れ高射幸性パチスロ機を設置営業していたことから60日間の組合員資格の停止処分を受けていた。

都遊協1月理事会

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