パチンコ、パチスロ業界ニュース

『遊技日本』

グローバルアミューズメントがセミプライベート機を発表/P炎のドラム魂GA

投稿日:2020年3月6日 更新日:

グローバルアミューズメントは3月5日、都内港区のTKP 品川カンファレンスセンターにて、会員専用パチンコ「P炎のドラム魂GA」の新機種発表会を開催した。

発表会冒頭、登壇したグローバルアミューズメント株式会社の青山真将樹代表取締役は「機械の差別化が非常に難しい市場環境下で、PB機が話題になったりしている。会員ホール様からも自店ファンに愛される独自の機械を保有したいという声があり、それが開発のきっかけだった」と開発に至った背景を述べ、「現状のPB機市場は非常に高額になるものが多い中、会員組織のスケールメリットを活かした会員専用SPB(セミプライベート)機として安価に提供できる“新たな強み”を作りたい」と胸の内を語った。

続いて登壇したのは、本機の監修に携わったパチンコライターの大崎一万発氏で、「今の市場では尖がった機械が多く、安心して長い時間楽しめる機械が少ない中、初回から得られる1,500個の出玉、ST突入率100%など本機のような機械は過去になかった」と述べ、監修にあたっては、当たった時の気持ち良さや出玉感、安心感を一方向に固めたという。最後に「派手な機械と比較すると地味かもしれないが、打ってもらえれば、味が出てくる・わかって貰える機械となっているので、グローバルアミューズメントさんの試み、参加企業さんの想いが、先のパチンコ業界の閉塞感ある扉を打ち砕く一助になればと思う」と意気込みを述べた。

■基本スペック
・大当たり確率 設定①1/319.7→1/247.3、設定⑥1/179.5→1/138.8
・賞球 3&1&9&1&15
・確変率 100%(ST200回)
・ラウンド 3Ror7Ror10R(10C)
・出玉 約450個or約1050個or約1500個
・電サポ回数 大当たり終了後に77回or200回

本機は、初回大当たり時の出玉ALL1,500個に加えて、大当たり後100%で突入する200回のロングSTを採用した。ヘソの大当たり後、STの電サポ回数は77回で、この電サポ中に大当たりを獲得できれば電サポ200回のSTへ突入。78回転以降の残りST123回は、大当たりが高確率のいわゆる潜伏状態となる。この潜伏状態中の大当たりもALL1,500個の出玉が得られ、再度ST電サポ77回で大当たりを獲得して電サポ200回のST突入を目指すといった流れ。液晶は非搭載とし、ドラムリールを用いた演出がメインで、ST中はストレスを感じるような無駄な演出を極力なくし、サクサクと消化できる点もポイント。

加えて、6段階設定機能も搭載しており、設定が2以上なら通常時はほぼライトミドル帯の大当たり確率となっている。さらに設定が上位であればあるほどSTの継続率も優遇される(設定①約56%~設定⑥約77%)。

また、法人ごとのPB機だからこそ実現できた演出にも注目。自店舗のキャラクターデザインの盤面、ボイスを用いたオリジナリティー溢れる“屋号演出”は、そのホールファンにとっては必見のものとなっている。

本機の市場導入は、グローバルアミューズメント会員ホール限定の1,000台。販売価格は300,000円前後と従来機より安価となっている。また、ローコストに開発する上で、パチンコメーカーであるニューギンが協力。一部役物を除き、ベース機からのシール張替えでの対応に加え、スペック、SE音、保留演出、枠演出などプログラムの変更が効くところで差別化や徹底したこだわりがなされた。ST中の楽曲に関しては、ニューギン過去機種の楽曲が採用されている。

導入開始は3月23日からを予定している。

※開発参加ホール企業12社は以下の通り

アサヒディード【イルサローネ等】
一富士興業【333(スリースリー)等】
鳳企業【新宿アラジン】
コンチェルト 【コンサートホール】
合田観光商事【ひまわり】
五月女総合プロダクト【ライフガーデン等】
善都 【ZENT等】
タイホウコーポレーション【TAIHO】
ノヴィル【ミリオン】
プローバ【プローバ等】
メッセ【メッセ】
ロッキー産業【ROCKY】

-新台, 業界ニュース
-,

Copyright© 『遊技日本』 , 2024 All Rights Reserved.