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アミュゼクス、駅前の集客能力と昼間人口の関係を解説

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アミュゼクスアライアンスは1119日、都内港区のNNホールで11月度セミナーを開催した。

1部では、㈱矢野経済研究所の高橋羊主任研究員が同社調べによる新店情報を公開。それによると、全国で10月の新店は㈱湖北台産業が千葉県佐倉市にオープンした「ブイゾーンユーカリ店パチンコ館」と「ブイゾーンユーカリ店スロット館」の2店舗。また、2019年度上半期(49月)の新店は45店舗で、そのうち約9割がM&Aだったとし、「この分だと2019年度全体でも新店は100店舗に届くかどうか。(2017年度の149店舗、2018年度の117店舗に比べて)出店ペースは一段と鈍化している」と話した。

駅前商圏のマーケットとしてのポテンシャルと昼間人口の関係についても解説。同社調べによる全国1492駅の半径1km圏内の2010年と2015年の昼間人口を比較しながら、「駅前で働く人が多ければ、昼間人口も多くなり、マーケットとしてのポテンシャルも高くなる。だが、新線開通や既存路線の延伸、駅前再開発などにより、駅前商圏のライフステージは変化する。その見極めが重要。それに75%の駅前商圏は昼間人口が減っている。駅前出店は難しい時代を迎えている」と述べた。

第2部では、㈱ピーエスプランニングの渥美公一代表取締役が、低スタート賞球ベース機について考察した。

市場導入されているライトミドルの低スタート賞球ベース機「P義風堂々!!~兼続と慶次~2M6-X」と「Pフィーバー機動戦士ガンダム 逆襲のシャアZ」の設計値を同程度のTY性能を有する他のライトミドル機と比較し、低スタート賞球ベース機は推測最大MY値が高い点が特徴と分析。「CR真北斗無双FWN」などの高MY機が好きなユーザーに受け入れられる可能性は高いとの見方を示した。だが、「実際には単にベースが低くて、玉持ちの悪い台になっているホールが散見される」と指摘し、注意を促した。

そのほか、店舗視察レポートでは「楽園大宮店」(埼玉県さいたま市。総台数3,030台)の視察結果を報告。「多層階構造で広い店内であるにもかかわらず、フロアマップやフロアの色分けなどで、どこに何が配置してあるのかがとてもわかりやすい。学ぶべき点が多いホール」だとして定期的な視察を勧めた。

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