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消費増税以降、プレー頻度、金額に大きな変化なし

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日遊協(庄司孝輝会長)はこのほど、昨年10月中旬から11月下旬にかけて実施した「2014年パチンコ・パチスロファンアンケート調査」の結果をまとめた。

これは、日遊協がパチンコ・パチスロファンに関する定期観測調査と位置づける調査で、ファンのプレー行動や意識、ニーズ等の実態とその動向変化を詳細、総合的に把握、分析し、パチンコ業界のより良きあり方や発展に資することを目的に2007年にスタート。以来、毎年実施し今回で8回目となる。調査は、加盟各企業が運営する全国ホールの来店客を対象に実施され、今回は181ホールの来店客3,281人から有効回答が得られた。また、調査には日遊協会員ホールのほかに、東京都遊協青年部、九州遊連青年部が協力した。本稿では、調査結果の一部を掲載する。

■パチンコとパチスロを両方遊技する人が増加

パチンコ派かパチスロ派か。最も多かったのは「両方を同じぐらいずつしている」(30.9%)という中間派となった。「パチンコだけをしている」(30.7%)、「主にパチンコをしている」(14.4%)を合わせたパチンコメインの人は約45%で、「パチスロだけをしている」(5.8%)、「主にパチスロをしている」(17.0%)を合わせたパチスロメインの人は約23%となった。どちらかだけをする人が減り、両方を同じ程度プレーする人が増えた。特に、パチスロ派の減少幅が大きくなっている。

■ホールに行く目的は「暇つぶし」

ホールに行く目的では、「時間が空いたときの適度な暇つぶし」が36.0%で最も多く、「ストレス解消や手軽なレジャー」(27.9%)、「実益を兼ねてはいるが、あくまでレジャー」(16.5%)、「レジャーというよりは実益を重視している」(9.7%)、「レジャーではなく、実益を得るため」(6.9%)と続いた。「暇つぶし」「ストレス解消」「手軽なレジャー」などのレジャー志向派が6割を超え、実益追求派を大きく上回った。この傾向の要因の1つとして「遊パチ」や「低貸営業」の普及があり、市場動向を踏まえると今後もファンの“レジャー志向”は強まっていく可能性が高い。

■台を選ぶ際に重視するのは「演出の面白さ」

台(機種)を選ぶ際に重視するポイントは、「演出の面白さ」が35.0%で最も多かった。2番目に多かったのは「いつもやって馴染んでいる機種」で29.8%。以下、「大当たりのしやすさ(確率の高さ)」(29.5%)、「よく連チャンするかどうか」(26.8%)、「出玉の多さ」(24.6%)と続く。

パチンコプレーヤーとパチスロプレーヤーで比べると、パチンコプレーヤーは「いつもやって馴染んでいる機種」(32%)が最も多く、「安く⻑時間遊べるかどうか」を重視する人が相対的に多い。一方、パチスロプレーヤーは「演出の面白さ」(35%)が最も多く、他に「出玉の多さ」「初当たりのしやすさ」といったスペック面を重視する傾向が強かった。

■消費増税以降の「プレー頻度」、7割強が「変わらない」

昨年4月に実施された消費増税は、ファンの遊技動向にどのような影響を与えたのか。消費増税以降の遊技頻度について質問したところ、「変わらない」が75.6%で最も多かった。そして、「減った」は18.1%、「増えた」は4.4%とこれまでの調査結果よりもそれぞれ減少しており、消費増税はプレー頻度には大きな影響は与えなかったようだ。

では、投資金額はどうか。「1回に使う金額」についても、「変わらない」が 74.8%で最も多く、「減った」が13.1%、「増えた」が9.9%と、プレー頻度と同様にほぼ変わらない結果となっており、パチンコ・パチスロファンにとっては消費増税は大きなトピックではなかったと言えそうだ。

■高い喫煙率の一方でホール全面禁煙化は約半数が賛成

パチンコ・パチスロファンの喫煙率を尋ねたところ結果は、「(日常的に)喫っている」が59.3%、「たまに喫う」が2.6%で全体の約62%が喫煙者という結果となった。JTの調査によると国民一般の喫煙者率は19.7%(男性は30.3%、女性は9.8%)であり、パチンコ・パチスロファンの喫煙者率は一般に比べ相当高く、低下のスピードも鈍いという事が分かる。

また本調査では『喫煙』のテーマに関して、「ホールの全面禁煙化」に賛成か反対か問うた。最も多かったのは「絶対反対」で31.2%となった。一方で、「大賛成」が24.0%、「賛成だが、分煙程度でもよいのではないか」が27.3%と賛成派は半数を超えている。特に、喫煙をやめた人、喫わない人では分煙化、全面禁煙化に賛成する割合が非常に高い。報告書では、「ファンの約6割が喫煙者という現状では、ホールの全面禁煙化は喫煙ファンがホールから足が遠のくきっかけになってしまう恐れがあり、当面は分煙化を進めることが得策」としている。

■「ぱちんこ依存問題」について、関心の有無はほぼ半々

「ぱちんこ依存問題」について、「強い関心を持っている」(11.4%)、「多少の関心はある」(34.7%)を合わせた一定の関心を持つ人は全体の約46%と、過半以下となった。関⼼の有無とプレー頻度やプレー⾦額との関係、また性別や年代との関係性は特に見られなかった。ただ、依存問題に関して強い関心を持っている人は、高頻度、高プレー金額、高い年代になるほど増える傾向にある。

また、ぱちんこ依存問題の相談機関である「リカバリーサポート・ネットワーク」の認知度については、知っている人(46.1%)と知らない人(50.1%)とほぼ半々となっている。

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