【コラム】死にかけのライバル店舗に振り回された話（完結編）。／CRAナカムラ

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若275
なんだかんだと2月も終盤に差し掛かっておりますが、今年の宮城県は雪が少なくて関西人にも優しい…と見せかけて、雪が無いだけで気温は普通にマイナスなので寒いもんは寒い！もうやだっ！ふぅーっ！

はい若干取り乱しましたが、今週も続きものなので早速本題に入りますよ！かもんべいべっ！

潰れかけのライバル店が突如、CRインディージョーンズ8台・CRマイケル・ジャクソン8台・CRマツケンサンバ32台を立て続けに導入し、一気に巻き返しを図るのかと思いきや、それにしては何だこの機種と台数バランスは…

( ﾟДﾟ)頭おかしいのか？

と思ってはいたが、マツケン登場から2週間でまさかの夜逃げ勃発！

見事に新台達は一晩で運び出され、売った金を持ってオーナー逃亡。インディージョーンズとマイケル・ジャクソンは設置後1ヶ月で産廃扱いだったが、マツケンサンバは見た目のインパクト絶大ななのと、販売台数の少なさからそこそこの値段がついていた模様。

夜逃げ翌日、その店の店長が自店を訪れ…怒りの涙を流しながら従業員の受け入れを頼んできた。ちなみにこの夜逃げ、給料日前日だった模様。

こちらの社長と相談すると、バイト含めて3〜4人を採用していいよーとの事なので、店長権限で5人採用ww 元々バリバリ人手不足だったが、店長はホールに出なくていいレベルまでいったものの…やはりボクはホールに出たいので出る。ってか、ホールで拾う情報を調整に反映させるのが基本的な考え方なので、出ないワケにはいかないのである。だって常連のオバチャンが負け込んでたら、ちょっと勝たせてやりたいじゃん。態度の悪いガキンチョは凹ましてやりたいじゃん。こういうのはホールコンの数字だけでは読み取れない最重要事項だと、今でも信じている。

さてさて、元ライバル店にいたスタッフも含めて和気あいあいとやっていたある日、事務所の電話が鳴って社員が取り、それがナカムラに取り次がれる。

(社^_^)「おぉーナカムラ！実はな、夜逃げしたオーナー捕まえたぞ！」

なんでアンタが捕まえる立場におるねんww そしてボクに報告してきてどうしろっちゅうねんww

返答に困っていると、社長は

(社^_^)「5人分の給料と退職金、あとウチへの迷惑料をとっといたから！」

ほんとこの社長、普段は菩薩のように穏やかなのに、スイッチが入るとアシュラマンになるんだよね。放り出されたスタッフの給料と退職金は分かるが、ウチへの迷惑料って何ぞ？ウチはむしろスタッフ増えて、ライバル店が無くなってメリットしかないのは気のせいだろうか…。

次の週末、菩薩社長が5人それぞれの給料2ヶ月分（1ヶ月分は退職金扱い）を現金で配り、最後に謎の「迷惑料」を金庫に仕舞う。

この金は店長権限で忘年会とか壮行会を開いて使えという事らしい。その額50万円。

( ﾟДﾟ)きゃー！社長素敵っ！

他の店舗に引き取られたスタッフの分+αααも回収済みで、

( ﾟДﾟ)これ、総額は持ち逃げした分で足りてなくね？

という疑問は知ったこっちゃないので、気にしない気にしない。

あ、もちろん「迷惑料」はキッチリ高級焼き肉大会×2で使い切り、多少足が出た分は社長に請求するという暴挙に出たが、笑って出してくれた社長には抱かれてもいいとさえ思えた。

昔は今よりオーナー同士の繋がりも強くて、関係業者も含めて不義理には敏感だったんだよね。

そんな古き良き時代のお話でございました。