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【コラム】健常者が知らず知らず、弱者を押し出している現実/CRAナカムラ

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●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若192
はい皆様、今週も木曜日がやってまいりました。まだまだ消化しきれない想いの数々で頭の中はぐちゃぐちゃのままですが、前を向くしかない状況が続いております。

話はパチンコから逸れてしまいますが、このコロナ禍の状況で「自分は若いしコロナになっても死にはしないし」と軽率な行動をとる事は、免疫力が弱かったり他に健康不安を抱える弱者を強制的に押し出すような形で、著しくその人達の生活を制限させているという事。

自分自身が大事に至る可能性は少なくとも、医療・病床の圧迫で本来治療を受けるべき人達への適切な処置が遅れたりもするし、いつまでたっても落ち着かない感染者数を鑑みて病院が完全な外部シャットアウトをせざるを得なくなった結果、ほぼ全ての施設が面会一切禁止になっているのは皆様ご存知でしょうか。

これは患者本人にとっても、その患者を大切に想う人達にとっても不幸なことで、時には患者の生きる希望を奪う事にもなります。

被害を被るのは常に弱者からの順番で、健常者の軽率な行動が「誰かの命を知らずに削っている」という事実を、皆様の心の片隅に置いてもらえればと思います。

世の中に対する発信力を多少与えられている身として、このコロナ禍の中で大切な人を失った身として、そしてこれがコロナ禍中でなければ、たとえ同じ結末でも違う過程があったと信じる身として、どうか多くの方に分かって頂きたい。

さて、こういう話はここまでにしましょう。

もう文字数もだいぶ使ってしまってるので、あんまり内容のある話はできませんが…

ここ最近「近々の閉店前提」で営業しているホールがかなり多いと聞いています。来年1月に先送りされた旧規則機撤去のタイミングを見計らって、そこを最終としてそれまでに経営権ごと売却ができなければ終了!新規則機を入れ換えて営業継続を既に諦めている状態です。

そこまで追い込まれているホールですから、機種はもちろんのこと設備も当然のように昭和で止まっている事が多く、大手が更地から建て直して設備も新規で設置した上で、さらに新規則機を全て買い揃えるくらいの前提じゃないと誰も手を挙げないのが実情。

むしろ解体費が浮いて良かったね、家賃は多少払ってもいいよって流れで会社ごと無償譲渡のパターンが決まればラッキー、しかしほとんどのホールは「タダでもいらない」と蹴られている模様。

少し前に私のところにも200台規模の小型ホールが「ほぼ無償(格安家賃のみ)」で話が舞い込んできましたが、決まりかけで最終的には纏まらずで流れていきました。

斜陽産業とは言え、まだまだ飲食店等よりも現金収入は望めるし、小型店舗でもニッチに徹すれば黒字運営でギリギリ年末での新規則機入れ換えも視野に入るホールはあるはず。

ちょっと個人的野望が再燃してしまったので、多少の譲渡金と家賃のみで譲ってもいいよ!ってホールは連絡をお待ちしております。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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