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【コラム】大雪のおもひで(後編)/CRAナカムラ

投稿日:2020年2月13日 更新日:

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若118
年イチくらいで3センチの積雪が起これば大パニック、数年に1度レベルで10センチも積もった日にゃあ都市機能麻痺になる大阪。

撮影当日は積雪予想が出ていたとは言えど、起きてみると「数年に1度バージョン」の方で、焦って出発したものの…高速まで通行止めでジ・エンド。定刻より1時間遅れ、開店から30分遅れて店舗到着。雪の中で土下座オープニング撮影&事務所でお小言を頂いてから実戦開始。こんな時に限って剛腕が火を噴いて、初っ端から八代将軍が猛爆ww
(前回『新吉宗』と書いていましたが、正しくは5号機の方の『吉宗』でした)

( ゚Д゚)だっしゃぁーオラー!

初BIGをすんなり引いて、その後もウダウダ当たり続けて一撃で1500以上乗せる暴挙!

ふと殺気を感じて振り返ると、冷たい目線で見つめるお小言主が…

ここでぶっちゃけた話をすると、こういう撮影をオファーする店舗って

・出玉とかをアピールして当日集客を目指すホール

・来店イベントで集まった客から根こそぎ儲けようとするホール

極端に言うとこの2方向に分かれるんだが、このホールは前者寄りなので本来ならそんなに悪いこっちゃないハズ。やっぱ「遅刻してきたんだからちょっとは遠慮せい!」って感じなのだろうが、それは八代将軍に言ってくれ…この右腕の空気読めなさは不可抗力だ。

ちょっと話は逸れるが、演者やってて1番辛いのは上記の「後者」の方、即ち来店イベントでぶっこ抜こうとするホールなんだ。応援に駆けつけてくれてるファンの人達にも申し訳ないし、何より自分が開店~17時まで「何があっても絶対に打ち続けなきゃイケナイ」という縛り科せられてる以上、まさに地獄。プライベートで打ちに来てたら「もういいや!帰ろう!」とか「店移動しようっと!」ができるんだが、演者で来ている以上はATM往復を繰り返してでも定時まで打ち続けなきゃならんのよ。

ちなみに1回目にATMを探し始める時点で、出演料はだいたい赤字に転落する。

世間では演者の負け補償だの何だのと言われているが、三流演者のナカムラにはそんなもの無いのです、非常に残念ながら。

で、話を元に戻そう。

背後から冷たい視線を感じながら打ち続けてはいるが…ナンチャラゾーン!とか7のダブル揃いとか、ワチャワチャと起こりまくって気づけば余裕の5000枚オーバーという怒涛の展開にww

さすがにここまで突き抜けると、冷たい目線も半笑いになり、ニヤけながら呆れて事務所に帰っていくお小言主。

( ゚Д゚)よっしゃ!こっちのプレッシャーにも勝った!

というワケで、6000枚弱を流して終戦。

事務所へご挨拶に寄ると、お小言主も待っていてくれて「こんだけ出たらイイ動画になるんでしょうね!ww」と皮肉なのか本音なのかよく分からないお言葉を頂戴して、円満に帰路へ着くのだった。

ほんとね、東北で暮らしてると雪が降るなんてごく普通、積もるのも日常、10センチ20センチなんて積もったうちに入らないんですけど、関西では都市機能が止まるくらいの大惨事だったなぁ…としみじみ思いだした2020年の冬でございました。

それでは皆様また来週!

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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