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【コラム】ツイッター再開しました。/CRAナカムラ

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CRAナカムラのぱちんこ泰然自若67
冬全開!今年も関西人が耐えれるレベルを軽く超えてきている東北の寒さで、身も心もフリーズドライになりつつある悲哀のオッサン・CRAナカムラです。

いやーもう忙しすぎてパチンコ打つ時間も取れないんで、禁断症状を越えて軽く鬱状態に突入しつつあるのは内緒の話。で、このオッサン、最近ツイッターを新規アカウントで再開(前のアカウントのパスワードを忘れてログイン不可になり数年放置していた)したんですが、リアルタイムで生のパチンコファンからの声が聞けるのは非常に有難いですね。毎週コラムを書く手前、そういった声を拾って需要のあるコラムにできると思いますし、コラムに対しての賛否をツイッターにぶつけてもらってもヨシ。そういった形で今後の展開に使って行こうと思いますんで【https//twitter.com/CRA50159291】のフォローをよろちくび!

さてさて、今回の本題はそんなツイッターで頂いたご意見から、今のパチンコ屋の接客の是非について少々語らせてもらいましょう。

ナカムラがバイトで初めてホールに出た頃は、ギリで「くわえタバコでホール巡回」の時代でして、ホールスタッフはパンチパーマ&スキンヘッド上等!ワイシャツの首元やまくった袖から龍や虎のお絵かきが見えてもご愛嬌!ってのが当たり前でした。そんな感じなので当然、客が何かやらかすと事務所まで引きずられるなんて軽い方で、もっとエグイ修羅場も日常茶飯事。でもその反面、距離感は近くて人情とかも大事にされていたんだよね。

そんな、くわえタバコ&パンチパーマ&肌へのお絵かき全盛期からわずか数年後、急激に今の形にシフトしていき現在に至るのだが、当時の自称インテリ経営者とコンサル達が言っていた事が「高級ホテル並みの接客を!海外カジノのようなおもてなしを!」だった。

これ、ほんと上辺だけの超うすっぺらい正論っぽい駄案だったんだ。

ホテルや飲食なら、満足できるサービスを受けてお客さんWIN、その対価を支払ってもらって提供側WINのWin‐Winが成り立つんだが、考えてみてよ、パチンコ屋で客が求めるのはサービスじゃないんだよ。決してWin‐Winが成り立たない業態で何を寝言言ってんだ?ってハナシだ。海外カジノのおもてなしってのも、向こうには何かやらかしたらSPがすぐにでも飛び出してくるっていう万全の体制があるから実現できる事であって、表面だけマネして何かあっても弱腰で「お客様!お客様!」では、最終的に恩恵を受けるのはゴト師だけなんだよ。

確かにくわえタバコ時代の接客は脱却する必要性があっただろう。でもさ、今の状態が業界のベストじゃないと思うんだ。違う進化の仕方で、昔の良さを残す形だって取れたハズ。

賭場で土下座接客は一見気持ち良いだけで、利益が不正な方向に流れて、結果的に一般客が一番被害を被るんだよ。仮に4号機時代の「吉●」のゴト被害が全額防げていたらいくらになると思う?たぶん3ケタ億ですぜ?それを全てちゃんと一般客に返せてあげれていれば…とか思わない?1機種だけでこんだけのお金を闇に流しちゃったんだから、全体ならどれくらいになる?極論になるが、これがパンチパーマ&腕にお絵かきスタッフが闊歩してたり、屈強なSPが常駐してたりしたならどうだったかな?

ココ20年弱でパチンコ業界は大きく変わったね。完全日陰から日向に出てきたよね。

だけど、それって業界としての進歩なの?答えは今の業界の右肩下がりっぷりが如実に表してないかい?日向に出る以上、それ相応の責任が生じるワケで、その責任を全うできる態勢もないのに世間様に「僕たちはホワイトですー」なんてTVCMでまでアピールするから叩かれまくり、お上からはお目こぼしが無くなるんだよ。

いいか?パチンコ業界に「目標にすべき(見習うべき)一般業態」なんて無いんだ。それくらい特殊な産業・文化なんだ。風俗営業という立場を弁え、ガラパゴス進化しかあり得ないのがパチンコ業界。かなりの衰退スピードだが、まだやれると信じてる。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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