■昨日の敵は…
まずやった事は徹底的にチンピラを追い出す事。そりゃあもう、毎日毎日駐車場でBATTLE BONUSですよ。「ワシは○○の田中（仮名）やぞっ！」とか、知らんがな。
意外だったのは、いざ出入禁止を言い渡すとほとんどの人が「いや…それはちょっと待ってぇな」と言い出すんだよね。実は自店の常連って9割方が他店では既に出禁で、ウチを追い出されると隣の市（山越えアリ）まで行かなきゃパチンコできなくなるらしいｗｗ
なので、「品行方正に背筋伸ばして打てとは言わんけど、こっちが定めたラインを絶対に越えてくるな、一見客を威嚇するな」という条件を飲んでもらって、ほとんどが残留。
「どっちにしろ、アンタ達みたいなのしか居なかったら店は遅かれ早かれ無くなる、今よりお客さんが増えたら釘ももっと開けれるし設定も入れれるよ？もっと楽しくパチンコしたいでしょ？」と言ったら、目をキラキラさせるって可愛いじゃないかｗｗ
こういうアウトローチックな人らって、1回バトると心を開いてくれるのも異常に早い。ケンカした2人が河原で寝そべって「オマエやるじゃねぇか！」「オマエもな！へへっ」みたいなアレ。
それから妙な団結心が常連達を包み、田舎の口コミパワーのお陰もあって3ヶ月もしないうちに至って普通のパチンコ屋へランクアップ！と言ってもまだまだ1番店2番店にはかなり水を空けられてはいましたが…。
そして「新海物語」から「スーパー海物語」に切り替わる時に、店として勝負を賭けたプチ改装を敢行することに。外観とイスとかの設備に投資してもらい、再スタート！となります。
後編につづく。
■【コラム】現場での『おもひで』～関西某県初めての店長編～後編／CRAナカムラのぱちんこ閑話休題⑩
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■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
※本稿は過去に本誌に掲載した記事を、一部、WEBサイト用に編集した上で掲載しております。